【逃げじゃない】「上司との人間関係」が理由でもOK?部署異動できる7つの理由

「上司との人間関係」が理由でも部署異動できる7つの理由
コジロー

この記事のまとめ
人間関係を理由に部署異動をしたい、って切り出しづらいですよね?
「上司が嫌で部署を変えたいです…」と言う勇気はなかなかでないはず。
でも、部署異動は人間関係を理由に希望することができます!

次のような人におすすめの記事です。

こんな人におすすめ
  • 部署異動を希望したいけど「逃げ」だと思われる、と思っている
  • 会社の人に「上司と人間関係がうまくいかない」と打ち明けづらい
  • 人間関係の悩みを誰に相談すれば良いか分からない

あなたも「上司との人間関係」を理由とした部署異動に戸惑いを感じていませんか?

佐藤さん

とにかく上司から離れたいけど、言いづらいです。。

コジロー

特に上司との人間関係が理由だと言い出しづらいよね。

この記事では人間関係を理由に部署異動を希望すること、についてまとめています。
最後まで読むと、「上司との人間関係」が原因でも問題なく部署異動できる理由を知ることができます。

部署異動をしたいと思っても躊躇してしまう人は参考にしてください。

次のような理由で、部署異動の理由は「人間関係」でも特に問題ありません。

  1. 会社は社員を守る義務がある
  2. 会社は社員に辞めて欲しくはない
  3. 人手不足の部署もある
  4. 業務に支障をきたす
  5. 組織管理がしづらい
  6. 社員の士気に関わる
  7. 人間関係の悩みは放っておけない

実際に上司との人間関係に悩んだ、ぼくの体験談も含めて、詳しくご紹介していきます。

目次

上司との人間関係が理由の部署異動は「逃げ」ではない

部署異動は希望してOK

上司との人間関係を理由に、部署異動をすることは逃げでも甘えでもありません。

なぜなら、必ずしも「今の部署」で働く必要はないからです。

雇用契約書などに「○○部署で働くこと」とは書いてありませんよね?

所属する部署は変わる可能性があり、仮に会社から異動を命じられれば、別の部署に異動することもあり得ます。

コジロー

部署は必要に応じて変わるものなんです。

もし、あなたが今の部署にいることで病気にでもなったら会社としても損失ですよね。部署異動をさせることで損失を防げるなら、歓迎されるものなんです。

例え異動理由が「上司との人間関係」であっても、自信を持って部署異動を希望しましょう。

「上司との人間関係」を異動理由にできる7つの理由

部署異動する7つの理由

上司との人間関係を理由に部署異動ができるか?と疑問に思う人は大勢います。

安心してください、問題なくできます。

「上司との人間関係」を理由に部署異動できるわけを7つご紹介します。

  1. 会社は社員を守る義務がある
  2. 会社は社員に退職して欲しくはない
  3. 人員不足の部署もある
  4. 業務に支障をきたす
  5. 組織管理しづらい
  6. 社員の士気に関わる
  7. 人間関係の悩みは放っておけない

1.会社は社員を守る義務がある

会社は社員を守る義務があり、法律で定められています。

労働契約法第五条の「安全配慮義務」が該当します。

第五条 使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。

引用元:厚生労働省-「労働契約法について」

例えば、会社は社員から「上司との人間関係が原因で病気になりそう」と申し出があれば、必要な配慮をしなければいけません。

他の配慮ができないのであれば、会社は部署異動を行う必要があるわけです。

2.会社は社員に辞めて欲しくない

会社は基本的には、社員に辞めて欲しくありません。

社員を育てるのに時間やコストがかかるからです。

新卒の社員を育てるのに、おおおそ1,000万〜1,500万ほどかかるそうです。
学生と変わらない人を戦力にするには3年くらいかかるので、その間はコストでしかないんですよね。

社員に退職されてしまうと、あなたを育てるのに費やしたコストも無駄になり、新しい人を育てるコストも必要になります。

あなたに退職されるより、部署異動をしてこれまで身につけたスキルや技術を使ってもらった方が、コストが無駄になりにくいんですよね。

利益を求める会社という組織の性質上からも、退職されるよりは部署異動をさせることが自然なんです。

佐藤くん

部署異動が会社のためになることもあるんだね。

3.人手不足の部署もある

複数部署のある会社であれば、慢性的な人員不足の部署があることも多いです。

会社は常に業務拡大や配置転換をするため、人手が必要となります。

1つの部署で人に辞められるよりは、人が足りない別の部署で働いてもらいたいと思うのは自然です。

人員不足がある限り、部署異動を推奨されるケースも当然にあります。

コジロー

どうしても配属が後回しにされる部署もあるからね。

佐藤くん

ぼくが活躍できる部署もあるかも!

4.業務に支障をきたす

人間関係の問題がある部署は、業務に支障を出す可能性が高いです。

業務が滞れば、会社の業績にも関わってきますよね。

佐藤くん

上司の顔色を伺っていると報告が遅れることもあるよ…

実際に上司と人間関係が悪いと、報連相ができずに業務に悪影響が出ます。

会社としては業務を健全に遂行させるためにも、必要であれば部署異動を命じることもあるんです。

5.会社が組織管理しづらくなる

上司との人間関係が悪い部署があると、会社としては組織管理がしづらくなります。

上司も、自分と部下の人間関係が悪いことは会社に報告しづらいですよね。

なので会社は正確な情報を知ることができず、間違えた方針や指示を出してしまいます。

実態を知らないまま組織管理なんてできるはずないので、そんな事態を避けるためにも部署異動も受け入れられます。

コジロー

健全な会社経営と言えなくなるよね。

6.社員のやる気に関わる

上司との人間関係が悪い部署は、社員のやる気に悪影響です。

当事者はもちろんですが、周りの人もギスギスした人間関係の中にいるのは居心地が悪いものです。

佐藤くん

他の人が怒られてるのも気分悪いよ。

同じ部署の人が、理不尽な理由で毎日怒られている姿を見ていても気持ち良く仕事なんてできないですよね。

人間関係は周りにも影響を及ぼすので、会社は部署異動してもできる限り早く解決をしたいものです。

7.人間関係の悩みは放っておけない

人間関係の悩みは放っておけるほど軽いものではありません。

人間関係を理由に、病気など追いやられる人もいますよね。

それほど本人からすると、上司との人間関係は重く、肝心なものになります。

会社も十分承知しているので、最悪な結果になる前には部署異動をさせるなどの対処を実施します。

コジロー

思っているより会社は労働環境には敏感だよ。

部署異動で成功する人と失敗する人の違いとは

部署異動を希望することは自由ですが、誰でもうまくいくわけではありません。

部署異動して、成功する人と失敗する人の違いは次のようになります。

部署異動で成功する人と失敗する人

成功する人→人間関係の問題の原因が“上司”にある人

失敗する人→人間関係の問題の原因が”自分”にある人

詳しく見ていきます。

部署異動で成功する人は「問題の原因が”上司”にある人」

部署異動をして成功できる人は、人間関係の問題の原因が上司にある人です。

部署異動すれば上司と離れ、顔を合わせることがなくなるので上司との人間関係に悩むことがなくなりますよね。

コジロー

問題を根本から解決できるんだね。

あなたも問題を解決できれば、新しい部署で活躍することもできるはずですよね。
なので問題の原因が上司にある人は、部署異動した後も成功することができるんです。

部署異動で失敗する人は「問題の原因が”自分”にある人」

部署異動をしても失敗する人は、人間関係の問題の原因が自分にある人です。

自分が被害者だと思っていても、問題の原因が自分にあれば部署異動しても解決できません

もし異動したとしても、同じように人間関係の問題が発生して、また部署異動・・・と繰り返していくことになります。

コジロー

いつかどの部署からも必要とされなくなるね…

人間関係の問題が自分にあると、部署異動しても解決になりませんので注意しましょう。

人間関係を解決するには「転職」か「部署異動」

上司との人間関係の悩みを解決する方法は、大きく次の3つがあります。

  • 自分が変わる
  • 相手を変える
  • 環境を変える


自分が変わって解決できるなら、変わる努力が必要です。

上司に原因がある場合、上司の人間性を変える必要がありますが上司を変えることなんてできますか?

佐藤くん

今の上司の考えを変えるのはできなそうだなあ。

他人を変えることは基本的にできないので、上司を変えるなんて更に難しいです。

なので、できることは「環境を変える」ことです。

環境を変える方法は「転職」と「部署異動」の2つです。

転職は少し時間も必要なので、今すぐ環境を変えたい人は部署異動を選びましょう。

パワハラが理由なら部署異動しやすい

上司からのパワハラ

特にパワハラが理由で部署異動を希望した場合、部署異動はしやすいです。

パワハラは社会でも大きな問題と認識されているからです。

パワハラの相談件数が年々増える中、パワハラ防止法が制定されました。大企業は2020年6月施行、中小企業は2022年4月に施行されます。

パワハラは、場合によっては懲役刑を命じられる可能性もあります。そのため会社は実際にパワハラが行われていても、表に出したくないんです。

刑事事件にも発展すれば、会社の信頼は落ちてしまいますし、新卒の応募が減るなどの悪影響も考えられますからね。

佐藤さん

そんな問題がある会社だったら絶対入社しない!

さらに社員に退職されることも避けたいはずです。
退職されてしまったら、パワハラの事実を公開される恐れがありますし、SNSや掲示板、口コミサイトに書かれる可能性もあります。

会社はパワハラには積極的に対応するため、部署異動の希望は通りやすくなります。

部署異動を本気で検討した結果「転職」を選んだ理由と体験談

「上司との人間関係」を解決するために、部署異動を考える人もいますよね。

ぼくも真剣に部署異動を考えましたが、最終的には「転職」の道を選びました。

コジロー

転職を選ぶに至った考え方を体験談を交えて、ご紹介します。

部署異動をしても問題解決できないことを悟った

上司との人間関係に悩んでいた当時、部署異動を本気で考えました。

しかし、部署異動をしたとしても上司と完全に離れることはできない環境でした。

部署は違っても、社内の廊下やエレベーター、通勤途中で顔を合わせる可能性が大いにあったんです。

自分から部署異動した後に会っても、絶対気まずい思いをするだけです。

なので部署異動では、当時抱えていた悩みを解決できないと悟ってしまいました。

25歳で転職をした結果は大成功

部署異動では解決できないと分かった以上、人間関係の問題を解決するには転職しかありませんでした。

当時25歳でしたが、実績や経験も乏しく転職に自信なんてなかったんです。

コジロー

はじめての転職だし、働きながらなので不安はありました。

それでも転職エージェントを使って転職活動をしたところ、なんと1ヶ月ほど後には新しい会社から内定をもらうことができました。

部署異動ではなく転職を選んで大成功だったと自信を持って言えます。

上司との関係性に悩んだ時に本当に相談すべき人

部署異動を相談する相手

最終的に転職を選びましたが、簡単に選べたわけではありません。

上司との人間関係に1人で悩むのは大変ですよね。

誰かに相談したくなりますが、相談相手はしっかり選ぶ必要があります。

相談相手としては、次のような人が思いつきますが誰に相談するのが正しいのか解説します。

  • 家族、友人
  • 同僚
  • 人事部
  • 転職エージェント(プロ)

家族、友人

家族や友人は、親身になってくれる反面、上司との人間関係に悩んだことがない場合も多いです。

相談にはのってくれますが的確なアドバイスをくれるかは経験値によります。

コジロー

経験ないことはアドバイスできないよね。

上司や職場での人間関係に悩んだことがなければ、どうアドバイスをすれば良いかわからないです。

話を聞いてもうだけでは解決できないので、相談する相手は選ぶ必要があります。

同僚

同じ会社の同僚は、相談してもお互いの不幸自慢になりやすいです。

同僚は同僚で、上司との人間関係に悩んでいる場合も多いからです。

あなたが「上司との人間関係に悩んでいる」と相談しても、同僚も「うちの上司なんてもっと・・・」と返されてしまう可能性があります。

同じ悩みを抱える人は、共感はできますが解決はできませんよね。

コジロー

まずは自分の問題を解決することを優先しよう!

人事部

人事部は、部署異動の相談はしやすくても大事にはしたくないものです。

相談の結果、部署異動を推奨してくれる可能性はあります。

会社の事情なども分かるので、現状の悩みを相談する相手として適しています。

ただし、あくまで解決策が部署異動の場合に限ります。

部署異動を前提に考えているのであれば、人事部への相談をすることをおすすめします。

コジロー

今の会社を辞めたくない人は部署異動を選ぼう。

転職エージェント

転職エージェントには、現状を客観的に見て、転職するべきかも含めて相談できます。

転職エージェントは、全員に転職をおすすめするわけではなく、まずは相談者が転職するべきかを面談で見極めてくれます。

無理に転職させても、後悔したり、すぐ辞められてしまうと転職エージェントも報酬が入らないし、評価も下がってしまうので無理強いはされません。

あくまで判断するのは、あなた本人です。

第3者である転職エージェントに相談して、客観的に転職するべきか、部署異動に留めるべきか相談することをおすすめします。

まとめ

会社の上司との人間関係に悩む人は次のような問題を抱えがちです。

  • 部署異動を希望したいけど逃げだと思われる、と思っている
  • 会社の人に「上司と人間関係がうまくいかない」と言いづらい
  • 人間関係の悩みを誰に相談すれば良いか分からない

上司との人間関係に悩んで、部署異動を希望したくなっても、逃げや甘えでは全く無いので安心してください。

人間関係に悩んだ時には、職場環境を変える必要があります。

職場環境を変えるには「転職」か「部署異動」しかないので、転職したくない人は部署異動を選択することになります。

「上司との人間関係」も部署異動の希望理由にすることができます。その理由は次のようになります。

  1. 会社は社員を守る義務がある
  2. 会社は社員に退職して欲しくはない
  3. 人員不足の部署もある
  4. 業務に支障をきたす
  5. 組織管理しづらい
  6. 社員の士気に関わる
  7. 人間関係の悩みは放っておけない

特にパワハラが理由であれば、部署異動はしやくなります。

パワハラを放置するのは、会社としてもダメージが大きいですからね。

パワハラも含めて、職場の人間関係について相談したい時、誰に相談しますか?
相談相手として挙げられるのは、次の人たちですよね。

  • 家族、友人
  • 同僚
  • 人事部
  • 転職エージェント(プロ)

おすすめは転職のプロである、転職エージェントに相談することです。

他の人たちは相談にのってくれて、共感はしれくれますが、解決まではできません。

「転職するべきか」「部署異動するべきか」も含めて、転職エージェントに客観的な判断をしてもうらことをおすすめします。

部署異動についてはこちらの記事もおすすめです。

【上司が原因】部署異動を希望するタイミングは人間関係に悩んだ時である理由

おすすめの転職エージェントは、次の記事で紹介しています。

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