この記事のまとめ
人間関係を理由に転職することは可能です。ただし、どうしても躊躇してしまう人も大勢います。転職理由が人間関係である人が転職するときのメリットやデメリットについてまとめています。
次のような人におすすめの記事です。
- 人間関係を理由に転職しても変わらないんじゃないかと思う人
- 転職に失敗するんじゃないかと思う人
- また新しい人間関係を作ることに自信がない人
あなたも人間関係に悩んではいても、転職するべきかずっと考え続けていませんか?
どうせ良い所に転職できないし、リスクの方が大きいんじゃないの?
確かに転職にはデメリットもあるよ。
でもメリットもたくさんあるし、実際僕も転職で人間関係の問題は解決できたんだ。
転職して感じたメリットとデメリットについて、本人以外の立場も含めて知っていただくことができます。
あなたも今の職場で人間関係に悩んでいるなら、転職はデメリットよりメリットの方が大きいことを分かっていただけるはずです。
人間関係に悩む人が転職して得られる9つのメリット
人間関係を理由とした転職で得られるメリットは次のように9つあります。
- 嫌な上司と2度と合わなくて良い
- 職場が変わって新しい環境が手に入る
- 一生もののスキルや経験を積める
- 待遇UPを見込める
- 新卒の就活より転職活動の方がラク
- 会社を自分の経験を元に選ぶことができる
- 新しい仕事を選ぶチャンスになる
- 新しいキャリアを築ける
- 社会人としての視野が広がる
嫌な上司と2度と合わなくて良い
僕の場合の転職した最大のメリットは、悩みの元凶であった上司と2度と合わなくて良いことでした。
転職したら人間関係はリセットされます。
上司との人間関係で悩んで、あれこれ解決策を模索していました。
それが転職して上司とは2度と会わなくなり、毎日悩んでいたことが一切悩む必要がなくなりました。
人生の最大の悩みであった人間関係が、転職することですっきり解決することができたんです。
職場が変わって新しい環境が手に入る
転職することで新しい仕事、人間関係、出会いなど様々な環境を手に入れることができます。
新しい環境を手に入れることは、職場の悩みを解決することに繋がります。
なぜなら、職場の悩みは職場環境によるものだからです。
人間関係をはじめ、仕事内容、労働条件などに悩みがあっても、職場さえ変われば解決できる可能性が高いですよね。
職場に悩んでいるなら、転職するメリットは十分あると言えます。
一生もののスキルや経験を積める
最近の日本でも、一生のうちで1つの会社に務め続けることは古く、現実的なものではなくなっています。
これからの世の中では、転職経験が自分の価値を上げることに繋がります。
転職をするだけで、スキルや経験を積むことができるんです。
どうしても1つの会社では得られるスキル・経験に限界があります。
業界や業種、社風によっても任される仕事内容・肩書・立場は大きく変わりますよね。
業界が変わらなければ、1つの業界の知識しか身につかないですし、
後輩ができなければ、指導力は身につきません。
転職することで今の会社では得られなかったスキルを身に着けたり、経験を積むことができます。
待遇UPを見込める
転職することで、給料や福利厚生、立地、働き方、リモートワークの可否などの待遇が改善される可能性があります。
待遇は会社によって独自に決められるため、10社あれば10通りの待遇があります。
例えば、給料形態は会社によって違いますよね。
今の会社がみなし残業制度だったのが、転職先では働いた分の残業代が全額もらえるようになることもあります。
その他にも、住宅手当が貰えていなかったのが、住宅手当が数万円出るようになったりもします。
今まで貰えなかったものが、待遇が改善されて当たり前に貰えるようになる可能性があるのは嬉しいですよね。
新卒の就活より転職の方がラク
同じ会社に新卒で入社するより、転職の方がラクに入社できる場合があります。
新卒の就活は競争力が高いです。
全国の新卒が競って入社を目指しますからね。
世の中には新卒を採用しない良い会社・恵まれた環境の職場もあります。
転職は新卒と違い、経験を元に転職先を選ぶことができるので、失敗が少なく、ラクに良い会社に入りやすいんです。
会社を自分の経験を元に選ぶことができる
転職では、これまでの経験を元に重視するものを判断することができます。
給料、労働時間、労働環境など、自分で見つけた本当に大切なものがあるはずです。
新卒のときには、卒業までに内定を貰わないといけないと焦りますが、
転職は期限があるわけではないので、焦る必要はありません。
業種や業態は見ても、働いて気づいたことも多いはずです。
転職は待遇のほか、立地、業績、ネームバリューなど目に付きにくいところもしっかり吟味した上で選ぶことができます。
新しい仕事を選ぶチャンスになる
転職する時に業務内容を変えることもできるので、新しい仕事を選ぶことができます。
今までと同じ業務内容でなくても良いんです。
これまで仕事をしてみて、自分に合う・合わないも見てきた上で、別の仕事にも挑戦できます。
営業がイラストレーターになっても良いですし、システムエンジニアが営業になることもできるんです。
興味のある仕事、憧れている仕事に就ける可能性があるのは夢がありますよね。
新しいキャリアを築ける
転職することで、新しいキャリアを築くこともできます。
出世を望んでも、会社によっては出世できないこともあります。
例えば、一族経営の会社であればどんなに優秀でも、一族もしくは一族に気に入られなければ出世ができません。
キャリアを築くためには、キャリアを築ける環境が必要なんです。
今の環境でキャリアが望めないなら、転職するしかありませんね。
社会人としての視野が広がる
転職することで、視野を広げることができます。
1つの会社でしか経験がなければ、どうしても視野が狭くなり、それによる弊害も多くあります。
例えば、視野が狭いと自分の価値が見いだせません。
それに、自分の会社が良い会社なのか、ひどい会社なのかも判断もできませんよね。
何かを判断するためには、色々な環境・条件を見比べる必要があります。
転職して視野を広げることは人生を豊かにすることに繋がります。
転職することのデメリットとデメリットに対する考え方
転職にはメリットとは反対に、デメリットもあります。
しかし、デメリットに対する考え方を知っておくことで冷静に判断することができます。
転職のデメリットは次のようなものがあります。
- 退職金が少なくなる
- 新しい人間関係を作るのに時間がかかる
- 問題が解決されないことがある
退職金が少なくなる
転職すると退職金が少なくなります。
退職金は働いた年数に応じて貰える金額が増えますよね。
30年働いた人と、20年働いた人では、退職金をもらう時に同じ年齢だったとしても、30年働いた人の方が、退職金が多くなります。
転職することで同じ会社で働く期間が短くなるので、退職金が少なくなります。
ただし、転職で退職金が減ったとしても微々たるものです。
転職して得られる退職金以外の価値を考えれば取るに足らないデメリットになりますよね。
新しい人間関係を作るのに時間がかかる
転職先で新しい人間関係を構築するのに、多少時間がかかります。
誰しもすぐに仲良くなれるわけじゃないです。
大人になると、今日初めて会ってすぐに友達になるのは難しいですよね。
特に仕事の人間関係は信頼を積み上げて構築していくものです。
なので、新しい人間関係を構築するには時間が必要であることがデメリットとなります。
ですが逆にいえば、時間をかければ新しい人間関係を構築することができます。
丁寧に接することで、これまでの最高の人間関係を作れるかもしれません。
問題が解決されないことがある
転職の最大のデメリットは、転職しても問題が解決されない可能性があることです。
今の問題の原因が、職場環境になければ転職しても解決できない可能性があります。
例えば、あなた自身に問題がある場合です。
他人に問題の原因を見出そうとしても、自分が変わらなければ解決できません。
そんな時は、転職より先に自分が変わることを心がけましょう。
ただし自分で解決できないことは、たいてい職場環境が原因なので転職したら解決できることがほとんどなんですよね。
あなたが転職することの立場別のメリットとデメリット
転職にメリット・デメリットを感じるのはあなただけではありません。
あなたの周りや会社も影響があります。
今の上司から見たメリットとデメリット
あなたが転職することで、今の上司にも影響があります。
メリットとしては、次のようになります。
- 合わない部下と離れることができる
- 自身の指導力不足を知ることができる
- 仕事の仕方を見直すことができる
あなたの転職が上司の成長にも繋がります。
今の上司が感じるデメリットとしては、次のようになります。
- 人事評価が下がる
- 新しい人を育てる必要がある
- 自分を責める
特に人事評価が下がることを恐れて、必死に引き止めをする上司もいます。
今の会社から見たメリットとデメリット
今の会社は辞めることになるので、もちろん影響があります。
メリットとしては、次のようです。
- 新しい人を採用できる
- 合わない人が辞めてくれる
会社からクビにすることは難しいですからね。
どうしても合う合わないはありますからね。
あなたが辞めることが、もしかしたら望まれているかもしれません。
デメリットとしては、次のようになります。
- 新しい人の採用・育成にコストがかかる
- 会社の評価が下がる恐れがある
- 社員の士気が下がる可能性がある
特に恐れるのが、ネットなどに会社評判を書かれることです。
一度書かれると消すことができないので、退職時に書き込まないように頼まれることもあります。
転職先の会社から見たメリットとデメリット
転職先の会社から見ても、メリット・デメリットがあります。
メリットは次のようになります。
- 不足している人材を補充できる
- 会社の将来を担う人を増やせる
- 職場に新しい風を吹き起こせる
会社も新陳代謝しないと衰退してしまいます。
あなたのような転職者を受け入れることで、成長を目指しているんです。
デメリットとしては、次の通りです。
- あなたを育てるコストがかかる
- 現場の人間関係に馴染めるか不安がある
- 人間性が分からない
転職先から見ても、転職者を受け入れることは不安があるものなんです。
各立場でメリット・デメリットは違います。
何より大切なことは、周りへの配慮は忘れずに自分を大切にすることです。
転職するべきか悩んだ時の考え方
転職しようか悩んだ時、どうしたら良いか分からなくなりますよね。
そんな時は、次のことをしてみてください。
- 自分にとってのメリットとデメリットを並べてみる
- 今の気持ちより未来を優先する
自分にとってのメリットとデメリットを並べてみる
メリットとデメリットを明確にすることで、転職すべきか判断の基準にできます。
なんとなく考えているだけでは、迷いがかり増えますよね。
僕の場合は次のようにメリットとデメリットを書き出しました。
メリットは以下の通りです。
- 嫌な上司と離れられる
- サービス残業をしなくて済む
- 休日出勤をしなくて済む
続いてデメリットを以下のように書き出しました。
- 実績がないから不安
- うまくやっていけるか分からない
- 給料が下がるかもしれない
転職に対して漠然とした不安がありましたが、嫌な上司・労働時間の長さを避けることが転職の目的だと明確になりました。
なので無駄に転職に恐れずに、前向きに転職へ踏み切ることができました。
今の気持ちより未来を優先する
転職の決断をする時には、気持ちだけじゃなくて未来を見据える必要があります。
何となく、「3年は働かないと」「実績を積んだら」「いつか解決するだろう」などと思い込まないようにしましょう。
こうした考えは、考えているようで、問題を先延ばしにしているだけです。
目の前の抱えている問題に、しっかり目を向けて着実に取り組むべきです。
まとめ
毎日職場での人間関係に悩んでいるのに、転職に踏み切れない人は大勢います。
例えばこんな悩みです。
- 転職しても変わらないんじゃないか
- 転職に失敗するんじゃないか
- 転職して良いことがあるか分からない
悩む理由は人それぞれありますが、転職にはメリットがたくさんあります。
- 嫌な上司と2度と合わなくて良い
- 職場が変わって新しい環境が手に入る
- 一生もののスキルや経験を積める
- 待遇UPを見込める
- 新卒の就活より転職活動の方がラク
- 会社を自分の経験を元に選ぶことができる
- 新しい仕事を選ぶチャンスになる
- 新しいキャリアを築ける
- 社会人としての視野が広がる
もちろんメリットだけじゃなく、デメリットもあります。
- 退職金が少なくなる
- 新しい人間関係を作るのに時間がかかる
- 問題が解決されないことがある
ただし転職におけるデメリットは、些細なことです。
メリットとデメリットをしっかり見極めて行動することが必要です。
またあなたが転職することで、メリット・デメリットを受けるのは周りの環境も同様です。
- 今の会社の上司
- 今の会社
- 転職先の会社
それぞれが良くも悪くも影響を受けるので、自分のことだけではなく周りへの影響も考えたうえで行動を取る必要があります。
それでも転職に悩んだ時には、次のようなことを考えましょう。
- 自分にとってのメリットとデメリットを並べてみる
- 今の気持ちより未来を優先する
あなただけのメリットとデメリットを見つめて、未来を優先した行動をしましょう。
人間関係に悩んでいる毎日からは、1日でも早く抜け出しましょう。
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