この記事のまとめ
職場の上司との人間関係を改善する方法をお伝えしています。改善点だけでなくNGな行動もあるので注意が必要ですよ。
次のような人におすすめの記事です。
- 何をしても上司から怒られてどうすれば良いか分からない
- 上司に対して間違えた対応は避けたい
- 上司との人間関係の具体的な改善方法が知りたい
あなたも上司との人間関係の改善について悩んでいませんか?
なんとか関係性を修復したいけど何をするのが正解か分からない・・・
社会人歴10年の僕が実際の経験を元に解説していきますよ
この記事を読むことで、上司に対して避けるべきNGな行動や、人間関係の改善点を知って行動に移すことができます。
どうしても関係性が改善できない時、最終的には職場環境を変える検討も必要です。
まずはできることから始めて、耐えきれない時は迷わず転職や部署異動も考えましょう。
上司との人間関係がうまくいかない時の5つの絶対NG行動
職場の上司との人間関係に悩んだ時、どうすれば良いか分からずがむしゃらに行動してしまうものです。
ただし次のように、上司とうまくいかない時のNG行動があります。
職場で「自分は嫌われている」という思い込みはNG
上司によく怒られたりするだけで、「自分は嫌われている」と思い込むと何もうまくいきません。
自分が嫌われてると思ってしまうと、萎縮してしまって何も行動できなくなります。
意見を出したり、積極的にコミュニケーションを取ることができなくなるので上司との関係も良くすることはできないですよね。
実際、僕も毎日怒られている時は嫌われていると思って、仕事をまともにすることもできなくなりました。
もちろん、何も変わらないので上司との関係も改善できないどころか悪化していきました。
「上司と2人きり」での会話は萎縮しがちでNG
上司と人間関係がうまくいっていないときに、2人きりで話すのはNGです。
2人きりだとどうしても萎縮してしまって、相互コミュニケーションがとれません。
結局、上司からの一方的な説教となってしまい改善には繋がらないんです。
できる限り、多数の中で話すところからコミュニケーションを始めましょう。
上司が「合わない」のに我慢しつづけてもストレス溜まるだけでNG
上司と生理的に合わないのに我慢し続けるのはNGです。
感覚的に合わないなら、解決策はすぐに見つからないので我慢してもストレスが溜まります。
誰でも理由もなく合わないと感じる人はいると思いますが、後に仲良くなれた人はほとんどいないのではないでしょうか。
すぐに解決できないことを考え続けてもストレスが溜まるので、我慢し続けることは辞めましょう。
「自分の居場所」を職場にしか作らないのはNG
「自分の居場所」と呼べる場所が、職場にしかないのはNGです。
人には休みも必要不可欠なので、職場だけが居場所になると心休まることがありません。
仕事中も、仕事以外の時も仕事のことを自然と考えてしまう人は、職場が居場所になってしまっているので注意です。
休みの日は仕事のことを忘れられるくらいの余裕を持てるようにしましょう。
嫌味や小言を「聞き流し」てはNG
聞き苦しくても上司からの嫌味や小言を聞き流すのはNGです。
嫌味や小言の中にも、あなたのためになるものも含まれているはずです。
一生懸命に仕事をしていても、何かしら改善点はあるはずです。
嫌味や小言の中からも、自分の改善点を見つけるために聞き流す耳にとどめましょう。
社会人10年目が伝える職場の上司との人間関係の改善点
職場の上司との人間関係の改善点は、上司のタイプや社内状況によって変わります。
ここでは僕が社会人10年で見つけた改善点について、解説していきます。
いつまでもクヨクヨせず「気持ちを切り替える」
上司と人間関係を改善したいなら、ちょっとしたことでクヨクヨせずにすぐに気持ちを切り替えるようにしましょう。
悩み続けてしまうことで、改善できるチャンスも見失ってしまいます。
気持ちを切り替える方法としては、次のようになります。
- 目標目的を再確認する
- マンネリしたやり方を変える
自分の立ち位置を改めて確認して、普段とは少しやり方を変えることで気持ちをリセットすることができます。
まずは自分の気持ちのリセット方法を知りましょう。
「上司の視点」に切り替えて上司の考えを取り入れる
上司との人間関係を改善するには、上司視点で物事を考える必要があります。
部下の視点と上司の視点では、物事の見え方・考え方が大きく違います。
次のことを意識して、上司視点を取り入れてみましょう。
- 上司の行動を予測する
- 上司に共感する
上司の視点を取り入れることで、上司の言動の意図を知り、人間関係の改善に近づくことができます。
自信がある人は上司に好かれる
上司に好かれるために、自信をつけることも一手です。
単純に、自信がある部下と自信がない部下なら、自信がある部下の方が好ましく思うのは必然です。
もし、自分に自信がないなら、次のように自信をつけることを意識しましょう。
- 上司が喜ぶ勝ちパターンを作る
- 根拠はなくても自身をつける
- 徹底的に自分を高める
少しずつでも成功体験を身に着け、自信をつけていきましょう。
自信がつけば上司からの反応も変わって、関係性も良くなっていきますよ。
上司との人間関係の「問題をプラスに」変える意識を持つ
上司の人間関係を改善するには、今の問題をプラスに変えることを意識しましょう。
同じ問題でも、ポジティブに捉えるのか、ネガティブに捉えるかによって抱える問題の大きさは変わってくるものです。
次のような意識を持って、問題の捉え方を変えてみましょう。
- 質問の仕方を変えて問題をプラスに変える
- 自分は成長段階だと認めて問題を捉え直す
- 上司を反面教師とみなして学びに感謝する
上司に対してネガティブな気持ちを持つことは僕も共感できます。
ただし、問題をプラスに捉えられれば意外に大したことないと思える可能性もあるんですよね。
現実から「目を逸らさず」に向き合う
今の問題を改善するには、現実から目を逸らさずに向き合うことが必要です。
現実逃避してばかりでは、いつまでたっても今の問題は改善しません。
次のように現状を把握することをおすすめします。
- 最悪を想定して現状と見比べる
- 見定めるゴールと現時点の立ち位置を知る
現実が見えてくると、これからどうするべきか、どうしたいかがはっきりしてきます。
僕の場合、上司との関係に悩んだときに現状を見つめると将来に希望が見えなかったので行動にうつして解決することができました。
上司と「密接なコミュニケーション」をとる
人間関係の改善には、コミュニケーションは不可欠です。
特に密なコミュニケーションを行うには、次のようなことを意識していきましょう。
- 上司との相互の信頼関係を築く
- 笑顔と笑いのある環境にする
- 自分を卑下せず自己重要感を満たす
- 上司や周りの人へ積極的に傾聴する
- 少し大げさなリアクションを取る
コミュニケーションは、一朝一夕でうまくいくものではないので少しずつ意識していくことが大切です。
特に相手の言葉に傾聴することは、どんな場面でも必要な力になるので特に身につけていきましょう。
「身体を動かして」リフレッシュする
人間関係の問題には常に考え続けるのではなく、時には身体を動かしてリフレッシュも必要です。
いつも仕事のことを考えているとストレス溜まるだけなので、改善するためにも忘れる時間を作りましょう。
次のように身体を鍛えることも、精神や脳に良い影響を及ぼしていきます。
- 筋トレして肉体を鍛える
- 格闘技や武道を習う
これまで身体を動かす習慣がない人は、散歩から始めてみましょう。
1時間ほど歩くだけで、頭の中がリフレッシュされて気持ちを整理できますよ。
相談できる相手を見つけておく
上司との人間関係を改善させるには、時には誰かに相談することも有効です。
1人で抱え込んでいても、改善策が見つからず前進ができないこともよくあります。
相談相手は、次のように考えてみましょう。
- 問題を緩和させたいなら身近な人に相談する
- 問題を解決したいなら転職のプロに相談する
自分が上司との人間関係の問題をどうしたいのか、しっかり考えたうえで相談してみましょう。
目的と相談相手を間違えると、欲しい改善策は得られなくなってしまうので注意です。
元上司の改善不可などうしても合わないと感じた特徴
僕は元上司と、どうしても合わず人間関係を改善することもできませんでした。
経験を元に、人間関係の構築が難しい人の特徴をご紹介します。
部下の言い分を聞かずコミュニケーション力不足な上司
部下の言い分を一切聞かない上司とは、人間関係を改善していくのは難しいです。
人間関係はコミュニケーションが基本ですが、話を聞いてもらえないと改善の余地がありません。
元上司も相手が新卒だろうが、部下だろうが関係なく自分の意見だけを押し付けてくる人で、コミュニケーション自体が難しい人でした。
部下の話を聞かず、コミュニケーションを取らない上司とは特に改善が難しいので注意しましょう。
管理職として経験が浅く自分のことで精一杯な上司
管理職として経験が浅い上司とだと、関係性を良くしていくことが難しいです。
上司は上司で自分のことで精一杯の部分があるので、部下との関係性まで手が回らない状態になってしまいます。
元上司もそれほど上司経験がなかったので、客観的に見てもとても上司と言える対応ができていませんでした。
部下の売上を自分のものにしたり、お客様からクレームを出したり。
上司に上司経験が少なければ、上司としての対応を期待しすぎないようにしましょう。
自己中心的で理不尽な言動をする
理不尽な言動をする上司とは、関係性を改善していくのは難しいです。
上司の理不尽な言動が将来役に立ったとしても、それを受けている今に理解することはできませんよね。
元上司は、平気で深夜までの残業を強いたり、休日タダ働きを勉強と称して部下にやらせる人でした。
理不尽なことは、どんな真意があっても受け取り側は納得できないことが常です。
受け取れない自分を責めずに、理不尽な上司と関係構築は難しいと理解しましょう。
苦手な上司との部下としての付き合い方
上司とどうしても合わなくても、無理にでも付き合っていく必要がある場合もありますよね。
上司との付き合いには、「前向きな付き合い方」と「割り切った付き合い方」の2つがあります。
前向きな上司との付き合い方
苦手な上司とも、関係に改善が見込めるなら前向きに付き合うことも有効です。
今の関係性も一時的なものであれば、改善した後も付き合いは続くので良い関係のためには前向きな付き合い方が必要になってくるんです。
前向きな付き合い方としては、次のような方法があります。
- 気分が上がるポジティブな意見を出す
- 何かしてもらったら感謝を忘れない
- 素直に話を聞く
- プラスひと言の挨拶を工夫してみる
- 自分から距離を縮める
- 報連相を確実にする
- 仕事ができるようになる
- 話の尋ね方を変えてみる
- 間違えたら潔く非を認める
- 理不尽を受け入れる努力をしてみる
苦手な上司と距離を縮めたり、コミュニケーションを増やすことは簡単ではないです。
ただし、ちょっとしたことが関係改善につながることもあるので、目の前のできることから付き合い方も変えていきましょう。
割り切った上司との付き合い方
時には上司とは割り切って付き合うことも必要です。
特に今後、長期的に付き合うつもりがない上司とは無理して距離を縮める必要もないと考えます。
直近で転職なども視野に入れている場合、次のような考えで最小限な付き合いをする方法もあります。
- 仕事上の付き合いだと割り切る
- 丁寧に接するのは表面上だけにする
- 人を変えるのは難しいことを知りあきらめる
- 何を言われても聞き流す
- 会社を出たら存在を忘れる
上司も、会社を一歩出たらただの一般人です。
特別な存在として見る必要もないので、社内でだけ割り切った付き合いも悪いことではありません。
上司との関係性の問題は自分にも原因があることも疑う
職場の上司との人間関係が良くない時、上司に原因がある場合は多いです。
ただし、中には自分に原因があることも忘れてはいけませんよね。
例えば、次のような場合はあなたに原因があるので注意しましょう。
- 遅刻グセがある
- 仕事に一生懸命にならない
- 他力本願で物事を考える
もしあなたに人間関係の問題の原因があるなら、すぐに直す必要があります。
今の上司からは離れることができても、きっと次の職場でも同じような悩みを抱えることになるからです。
問題の原因が本当に上司になるのか、もしかしたら自分にあるんじゃないかと疑ってみてください。
自分に原因がなく改善が難しいなら職場環境を変えるしかない
上司との人間関係の問題が、自分に原因がなく、改善も難しいなら職場環境を変えるしかありません。
人間関係の問題を解決するには、次の3つの方法があります。
- 自分を変える
- 相手を変える
- 職場環境を変える
原因が自分になければ自分を変えても問題は解決できません。
相手を変えられなければ、やはり解決できません。
それなら、職場環境を変えるしかないですよね。
どうやっても人間関係の問題を解決できないなら、職場環境を変えることも検討していきましょう。
まとめ
職場の上司との人間関係におけるNG行動や、改善点そして上司との付き合い方についてご紹介しました。
上司との関係性がうまくいっていない時は、次のような行動はNGなので注意が必要です。
上司とうまくいかない時のNGな行動まとめ
- 職場で「自分は嫌われている」という思い込みはNG
- 「上司と2人きり」での会話は萎縮しがちでNG
- 上司が「合わない」のに我慢しつづけてもストレス溜まるだけでNG
- 「自分の居場所」が職場にしかないのはNG
- 嫌味や小言を「聞き流し」てはNG
反対に上司との人間関係における改善点は次のようにあります。
1つずつできることから改善して、ストレスのない関係性を目指しましょう。
上司との人間関係の改善点まとめ
- いつまでもクヨクヨせず気持ちを切り替える
- 「上司の視点」に切り替えて上司の考えを取り入れる
- 自信がある人は上司に好かれる
- 上司との人間関係の「問題をプラスに」変える意識を持つ
- 現実から目を逸らさずに向き合う
- 上司と「密接なコミュニケーション」をとる
- 「身体を動かして」リフレッシュする
- 相談できる相手を見つけておく
関係性の改善が難しければ、上司との付き合い方を変えていくのも必要です。
あまり無理しすぎても得るものは少ないので、次の付き合いかたのうちストレスが少なく済む方を選んでいきましょう。
苦手な上司との付き合い方
- 前向きな上司との付き合い方
- 割り切った上司との付き合い方
人間関係の問題は、相手だけに原因があるのではなく自分にも原因があることを疑う気持ちを持ちましょう。
自分に原因がなく、改善も難しければ職場環境を変えることを検討しましょう。
人間関係を変えるには、自分が変わるか、相手を変えるか、職場環境を変えるかの3つの方法しかありません。
いざとなったら、勇気を出して職場環境を変える決断も必要です。
人間関係への対処法については、次の記事もおすすめです。
【今からできる】職場の上司との人間関係を解決&予防?超具体的な3つの対処方法
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