この記事のまとめ
上司との人間関係に悩んだ時は部署異動が解決方法の1つです。
人間関係が悪いまま一緒に働いていても、お互いにとって良い結果にはなりません。
部署異動を希望する方法や、メリット・デメリットをまとめています。
次のような人におすすめの記事です。
- 今の上司から今すぐ離れたい
- 上司の顔は2度と見たくない
- 上司に尊敬できるところが1つもない
あなたも部署異動して今の上司から離れたいと思うことはありませんか?
上司とうまくいかないから、今すぐ部署異動したい!
僕も上司との人間関係に悩んで、部署異動しようと思っていたよ。
この記事では、上司から離れる方法として「部署異動を希望する」ことについて書いています。
あなたが「部署異動」にマッチする状況であれば、今すぐ部署異動を希望することをおすすめします。
上司との人間関係を理由に部署異動を希望できるのか
上司との人間関係を理由にも、部署異動は希望することができます。
会社は原則、社員を大切にするからです。
さらに言えば、社員に辞められたらとても困るので、退職されるよりは部署異動の希望を聞き入れることが多いです。
部署がいくつもある会社であれば、人手不足を訴える部署もあるはずなので希望すれば部署異動できることも多いです。
上司との人間関係を理由にした部署異動は、次の記事もおすすめです。
【逃げ?】「上司との人間関係」が理由でも部署異動できる7つの理由
上司との人間関係に悩んだら部署異動を希望するべき理由
上司との人間関係に本当に悩んでいるなら、部署異動を希望するべき理由が3つあります。
- 同じ部署で働き続けても人間関係は解決しない
- 環境を変えることが解決の近道
- 手っ取り早く環境を変えるのが「部署異動」
同じ部署で働き続けても人間関係は解決しない
今の部署で働き続けていても、抱えている人間関係の悩みは解決しません。
抱えている問題の原因(例えば上司)と、いつまでも一緒にいるのに解決するわけがないですよね。
上司と関係が悪いのに、同じ部署で働いていたら嫌でも目に入るし、嫌いなところばかり見えてしまいますもんね。
ずっと待っていても状況は変わらないので、自ら行動しないといけません。
環境を変えることが解決の近道
人間関係の問題を解決するためには、「自分が変わる、相手が変わる、環境を変える」しかありません。
その中でも、「環境を変える」ことは効果が大きいです。
問題の原因と距離をとるので、環境が変わったらほとんどの人間関係は問題解決します。
「自分が変われば・・・」と考えている間に環境を変えるようにしましょう。
手っ取り早く環境を変えるなら「部署異動」
すぐに環境を変えたいなら部署異動をおすすめします。
環境を変える方法としては、部署異動と転職がありますが、部署異動のほうが短い時間でできます。
部署異動は会社の中での異動なので、対外的なやり取りが必要なく、会社がOKとすればそれで決まりますからね。
今すぐ上司と離れたい人などは、部署異動を希望しましょう。
パワハラが理由ならさらに部署異動はしやすい
特にパワハラが理由なら、さらに部署異動はしやすいです。
パワハラは社会的問題と認識されてきていてるので、会社としては公にしたくありません。
また退職されると、SNSなどにパワハラの事実を投稿される恐れもあるので、社員に辞められるよりは部署異動を受け入れることが多いです。
パワハラをした本人にも罰を与えにくいこともあって、部署異動がしやすくなっています。
部署異動を希望する方法と注意点
部署異動を希望する方法と注意点をお伝えします。
まずは自社の人事制度を確認し、注意点に気をつけて自分ができる部署異動の希望方法を実施しましょう。
人事制度を確認しよう
部署異動を希望するには、自社の人事制度を確認することが必要です。
主な部署異動の制度としては、3つあります。
- 自己申告制度・・・自分から部署異動を希望し会社へ申し立てる制度。
- 社内FA制度 ・・・フリーエージェント制度。自分の実績などを売り込んで、異動・転籍を希望する制度。
- 社内公募制度・・・会社が必要な人材を募集し、社員が応募して異動を行う制度。
自己申告制度は、社員に対する情報収集の意味合いが強く、不満などを聞き出すことで社員のモチベーションを下げることを防ぎます。
社内FA制度は、社員が自分の実績や能力を売り込んで、より力を発揮できる部署への異動を希望する制度です。
年棒制や歩合性の高い会社で用意されていることが多いです。
社内公募制度は、新しいプロジェクトや部署が立ち上がる際に、社内から必要な人材を集めるために募集する制度です。
上司との人間関係に悩んでいる場合は、自己申告制度を利用して、自分の状況や不満を伝えて部署異動を実現することが多いです。
部署異動を希望する方法
部署異動を希望する方法としては、5つの方法があります。
- 根回しをする
- 実績を積む
- 他部署と一緒に仕事をする
- 必要な専門知識・スキルを身につける
- 退職の意思を伝える
どの人事制度を利用する場合でも、上記のことが必要になります。
それぞれ簡単にご紹介します。
根回しをする
地味なことですが根回しをしておくことは重要です。
仕事は準備が9割と言われるように、部署異動を実現するためにも事前準備が必要です。
会社では、何かを動かす時にはあらかじめ関係各所へ話をしておき、準備をすすめることが必要です。
部署異動では、異動先の上長や発言力のある方を味方につけると強力です。
実績を積む
花形部署への異動を希望する場合などは、今の部署での実績を積むことが必要です。
会社では実力が物を言うこともあります。
今よりも実力を求められる部署へ異動を希望するなら、今できる実績を積んでおくことでより異動しやすくなります。
他部署と一緒に仕事をする
他部署と一緒に仕事をしていると、部署異動の希望が通りやすくなります。
同じ会社の人だとしても、全く知らないと一緒に仕事をしようとは思わないですよね。
全然知らない人と、1度でも一緒に仕事をしたことがある人が異動してくるのでは、一緒に働いたことがある人の方が受け入れられやすいのは言うまでもありません。
チャンスがあれば、別の部署の人とも仕事をしてみましょう。
必要な専門知識やスキルを身につける
希望する異動先の部署があるなら、必要な専門知識やスキルを身に着けておきましょう。
部署によっては資格が必要だったり、専門知識がないと仕事にならないこともあります。
経理部に異動したいのに、簿記の知識がまったくなければ仕事もできませんよね。
すでに希望先と必要な知識などがあれば、すぐにでも勉強を始めることをおすすめします。
退職の意思を伝える
部署異動を強く希望する場合、退職を匂わせることも効果的です。
会社は社員に辞めて欲しくはないですからね。
退職か部署異動したいと伝えたら、まず部署異動をさせてくれます。
部署異動を希望する時の注意点
部署異動を希望する時には、次の4つに注意しましょう。
- 今の仕事の手を抜かない
- 人間関係の不満だけを主張しない
- 自分勝手な考えをしない
- 異動が決まった後も礼儀を尽くす
部署異動するため、異動してからも働き続けるために大切なことです。
注意事項を守って慎重に部署異動しましょう。
今の仕事の手を抜かない
部署異動を希望していても、今の仕事の手は抜かないでください。
仕事の手を抜くとすぐにバレますし、異動先も手を抜く人を欲しいとは思いません。
最後まで今の仕事には全力で向き合いましょう。
人間関係の不満だけを主張しない
自己申告制度は、社員の不満を聞き出すことも目的にしています。
ただし人間関係の不満だけを主張しないようにしましょう。
異動先の部署も、「うちでも人間関係の不満を言われてしまうかも」と思われてしまいます。
部署異動を希望する理由として、ポジティブな内容も伝えましょう。
自分勝手な考えをしない
部署異動を推奨するような会社でも、自分勝手な考えばかりしてはいけません。
自分勝手な人を欲しがる部署はないですからね。
いつどんな時でも、相手のメリットも考えて発言・行動しましょう。
異動が決まった後も礼儀を尽くす
異動が決まっても、今の部署への礼儀は尽くしましょう。
気持ちがすぐに次の部署にいってしまう気持ちは分かりますが、最後まで今の部署の仕事は全力でやってください。
恩を忘れてテキトウに対応していたら、次の部署での評価にも響いてきます。
部署異動の流れ
実際に部署異動をする流れとしては次のようになります。
- 人事部・上司へ部署異動の希望を伝える
- 部署異動の理由を伝える
- 会社の検討結果を待つ
- 引き継ぎを行う
- 異動した後も今の仕事のフォローをする
順番に解説します。
人事部・上司へ部署異動の希望を伝える
部署異動することを決意したら、人事部や上司へ伝えます。
自分の希望や気持ちは言葉にしないと伝わりません。
どんなに強く願ったり、仲の良い同僚だけに伝えてもなにも動き出しません。
まずはしかるべき人に伝えることから始めましょう。
部署異動の理由を伝える
部署異動することを希望したら、理由も伝えましょう。
理由によっては、今の部署でも解決する方法があるかもしれません。
あなたのためにも正直に理由を伝えましょう。
会社の検討結果を待つ
きちんとした手段で部署異動を希望したら、あとは待ちましょう。
会社からなにかしら指示があります。
配属先の上長との面談や、人事部との面談などが発生する場合もあります。
焦らず、まずは待ちましょう。
引き継ぎを行う
部署異動の希望が通ったら、引き継ぎを行いましょう。
今のあなたの仕事は、別の方や上司に引き継がれます。
部署異動した後に迷惑にならないように、しっかり引き継ぎは行いましょう。
部署異動した後もフォローする
部署異動した後も、できる限り今の仕事のフォローをしましょう。
部署が変わったらからと言って、同じ会社で働く以上、協力を惜しまないようにします。
後任の方から質問や、手伝いを依頼されたら快く受けましょう。
部署異動のメリットとデメリット
部署異動は環境を変える手っ取り早い方法ではありますが、メリットとデメリットもあります。
具体的なメリットは次のようになります。
- 安全に環境を変えることができる
- 早めに環境を変えられる
- 転職する必要がない
- 問題の原因と距離が取れる
- 大きく環境を変える必要がない
デメリットとしては次のようになります。
- 上司とは気まずくなる
- 前の部署の人と顔を合わせることもある
- 将来また仕事上で関係することもある
- 希望の部署に行けるとは限らない
- はれもの扱いされる可能性がある
メリットとデメリットを見比べて、メリットを得る必要性があるのか、デメリットを受けても問題はないのか見極めてください。
部署異動を希望するべき人とするべきではない人
部署異動は、「希望するべき人」と「希望するべきではない人」がいます。
部署異動を希望するべき人はこのようになります。
- 早く環境を変えたい人
- 安全に環境を変えたい人
- 同期や同僚とは離れたくない人
- 上司など特定の人以外には満足している人
- 今後も今の部署の人と顔を合わせても良い人
部署異動を希望するべき人であれば、自信をもって部署異動を希望してください。
部署異動を希望するべきではない人は、次のようになります。
- 会社自体に不満がある人
- 転職しても良いと思う人
- 上司と2度と顔を合わせたくない人
- 今の仕事を変えたくない人
- 出世したい人
部署異動を希望するべきではない人は、部署異動をしても人生を豊かにすることはできません。
なのでもう1つの環境を変える方法である、転職することをおすすめします。
部署異動と転職の違い
部署異動と転職は、環境を変えるという意味では目的が同じです。
ただし、特徴に違いがあるのでまとめてみます。
部署異動 | 転職 | |
---|---|---|
環境 | 大きくは変わらない | 大きく変わる |
上司との関係 | 顔を合わせることがある | 2度と合わない |
仕事内容(職種) | 変わる | 変わらないこともできる |
収入の切れ目 | ない | タイミングによってはある |
会社への愛着 | ある | ない |
どちらの特徴が今の自分に合っているのか、考えたうえで選択をするのも大切ですよ。
僕の場合は上司と2度と合わないことが最大の目的だったので、転職を選びました。
その他の特徴も転職の方がマッチしていたので、結果として成功できたし、後悔もまったくありません。
まとめ
上司との人間関係に悩む人、多いですよね。
- この上司から今すぐ離れたい
- 2度と顔を見たくない
- 尊敬できるところが1つもない
人間関係を根本から解決するには、環境を変える必要があります。
環境を変える方法として、転職と部署異動がありますが、この記事では「部署異動を希望する」ことについて書いてきました。
部署異動を希望するべき理由としては、次のようになります。
- 同じ部署で働き続けても人間関係は解決しない
- 環境を変えることが解決の近道
- 手っ取り早く環境を変えるのが「部署異動」
実際に部署異動を希望する時は、次のことが必要です。
- 根回しをする
- 実績を積む
- 他部署と一緒に仕事をする
- 必要な専門知識・スキルを身につける
- 退職の意思を伝える
会社や部署によっても必要なことは異なりますが、上記のようなことを意識してみましょう。
ただし、部署異動する時には注意点があります。
- 今の仕事の手を抜かない
- 人間関係の不満だけを主張しない
- 自分勝手な考えをしない
- 異動が決まった後も礼儀を尽くす
いくら不満が溜まっていても、冷静に行動しましょうね。
具体的に部署異動する流れとしては次のようになります。
- 人事部・上司へ部署異動の希望を伝える
- 部署異動の理由を伝える
- 会社の検討結果を待つ
- 引き継ぎを行う
- 異動した後も今の仕事のフォローをする
いきなり動き出すのではなく、1歩ずつ踏み出していきましょう。
部署異動は、上司との人間関係の悩みから開放される手段としては有効ですが、メリット・デメリットもあります。
部署異動のメリット
- 安全に環境を変えることができる
- 早めに環境を変えられる
- 転職する必要がない
- 問題の原因と距離が取れる
- 大きく環境を変える必要がない
部署異動のデメリット
- 上司とは気まずくなる
- 前の部署の人と顔を合わせることもある
- 将来また仕事上で関係することもある
- 希望の部署に行けるとは限らない
- はれもの扱いされる可能性がある
また、部署異動を希望するべき人と、部署異動を希望するべきではない人がいます。
それぞれ次のような人になります。
部署異動を希望するべき人
- 早く環境を変えたい人
- 安全に環境を変えたい人
- 同期や同僚とは離れたくない人
- 上司など特定の人以外には満足している人
- 今後も今の部署の人と顔を合わせても良い人
部署異動を希望するべきではない人
- 会社自体に不満がある人
- 転職しても良いと思う人
- 上司と2度と顔を合わせたくない人
- 今の仕事を変えたくない人
- 出世したい人
最後に、環境を変える方法は「部署異動」と「転職」がありますが、それぞれの特徴を理解して自分に合う方法を選ぶようにしてください。
部署異動 | 転職 | |
---|---|---|
環境 | 大きくは変わらない | 大きく変わる |
上司との関係 | 顔を合わせることがある | 2度と合わない |
仕事内容(職種) | 変わる | 変わらないこともできる |
収入の切れ目 | ない | タイミングによってはある |
会社への愛着 | ある | ない |
僕は「転職」の方が、考え方や状況にマッチしていたので転職を選択して大満足しています。
あなたに合う方法を選んで、上司との人間関係の悩みを解決してくださいね。
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